(問題) 第72回 構想変更(4/11) 2008年5月~12月分
2009-06-25
※2008年5月~12月分の総復習シリーズ
(【384】までは2008年4月以前の記事の中で漏れていたものからの出題。)
<項目別予定>
・配牌構想(約50問) ・構想変更(約50問) ・最終形構想(約30問)
・メンツ見込み・振り替え(約40問) ・切り方・残し方・鳴き方(約130問)
・待ち・入り目・その他(50問以上)
※現在は“構想変更”に関するものを毎回約5問ずつ、全11回に渡って掲載中。
構想変更の4回目。 全5問。 【381】~【385】
問. 構想変更すべきかどうか。 また、それに伴う打牌は?
※あくまで自分の確認(印刷)用。解答は暫定的。
※基本的に全て東風戦。点数状況の説明は出来る限り省略。
※本来は、“ツモってきてから考える”のではなく、“事前に準備・想定”しておくべき。
※難易度は★5段階。
関連記事・画像へのリンクは、コピペする以外に、ブラウザによっては「ドラッグ→キーワードをURIとして開く」が便利。
【381】(構想変更)(役役なら混一色へ) ・難易度★★
<東4局0本場・東家・3巡目での上家の打牌> 第1東風荘にて
・状況:親番で迎えたオーラス。27100点持ち3着目。トップとは12600点差。 早々にダブ東を鳴けた上に、上家からネックのカン2pも出た。 これをチーするとして、どんな構想で何を切るか。 ※流局連荘なので、ノーテン流局でも続行。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-41.html
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<解答・解説>
「5ソ・6ソ」を払って「混一色」へ。 親満狙い。 白はすぐにポンせず、ピンズ「566」に「7」を引いて2メンツ見込みたい。 当面、白が頭。 もちろん、ドラ九萬が重なるようなら「ダブ東・ドラドラ」の満貫でいい。
※実戦でも、ここでソーズの両面外し。 その後、8pツモってカン7pをチーしてテンパイ。 その前に白が暗刻になっていたものの、1枚外して雀頭で使うことに。 結果、4pをツモ和了って「ダブ東・混一色」の4000オール。 まくりトップで終了。
【382】(構想変更)(第1ツモで構想変更)(ピンフとチートイの天秤) ・難易度★
※【365】…配牌構想にて出題済み。
<東4局1本場・西家・1巡目> 第1東風荘にて
・状況:トップ目で迎えたオーラス。 配牌を見た印象では、トイツ系の手になりそうな感じだったものの、最初のツモが6ソ。 ようやく両面が1つ。 どんな構想で何を切るか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-65.html
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<解答・解説>
この段階ではまだ断定できないものの、どちらかと言えば“トイツ系”より“ピンフ系”になりそうな感じか。 ドラが東ということを考えても、「チートイ」と「ピンフ」、両方見ながら手を進めるべき。 となると、とりあえずは「一萬・9p」あたりを切って様子見。 この後、牌が重なっていくのか、両面が出来ていくのか。
※実戦では、この後「3m・3p・3s」とツモ。 更に、高目二萬もツモって「ピンフ・234三色(確定)」でテンパイ。 そのままダマで出和了り、トップで終了。
【383】(構想変更) ・難易度★
※【133】にて出題済み。
<東4局0本場・南家・4巡目> 天鳳にて
・状況:オーラス、トップと18,000点差の2着目。 下2人とは僅差。 1・2巡目と連続して8ソをツモり、「純チャン・789三色・一盃口」まで見えたところに待望の7ソをツモ。 自風の南はション牌。 今後、どんな構想で臨むべきか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-150.html
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<解答・解説>
この手は六萬を引いてしまった時点で全てが台無しに。 下との差がない状況なので、2着取りの手へ移行。 「一盃口」のみとか「リーチのみ」とか。 とりあえず8pを切って様子を見たい。 南が重なるのか、カン二萬が引けるのか。
※実戦でも、ここは無理せず8p切りとしている。 その後、三萬を重ね、八萬を暗刻にし、「一盃口」のみでテンパイするも、いったんダマ。 【 33888m999p78899s 】
次巡、8sをツモって「対々和・三暗刻」の手に変化。 これで「リーチ」すると、一発・ツモで「四暗刻」を和了。 逆転トップで終了。
【384】(構想変更)(トイツ系への移行)(メンツ落とし) ・難易度★★
<東1局0本場・南家・2巡目> 天鳳・サンマにて
・状況:サンマなので二萬~八萬はない。 配牌時点では大した手にならなそうな印象だったものの、2巡目のこの九萬ツモで構想を変更することに。 どんな手が狙えるか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-350.html
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<解答・解説>
これでトイツが4組。 「チートイ」2シャンテンではあるものの、鳴きやすい端っこの牌ばかりなので、「対々和」狙い1本へ構想変更。 ポン・ポン鳴いている間に、白を重ねるか・ドラ西を引いてくるか。 9pが重なってくれたら儲けもの。 「混老頭・対々和・三色同刻」…ではなく、「清老頭」確定。 だから、「4p」と「345ソ」1メンツが不要ということに。
※実戦でも、ここで4p切り。 その後、9ソをポンした後、「345ソ」の1メンツを落としていく。 そして一萬を暗刻にし、9pを重ね、1ソをポンしてテンパイ。 結果、九萬をツモって「清老頭」(役満)を和了。
【385】(構想変更)(一通)(食いタンへの移行) ・難易度★
<東3局2本場・東家・6巡目> 天鳳にて
・状況:約5万点持ちのトップ目で、3コロ状態。 前巡、4pをツモって「一通」が見えてきた。 マンズでリャンカンの受けを残すか、ポン優先で三萬のトイツを大事にするかで考えていたところに、この七萬ツモ。 「三萬・七萬・2ソ」は1枚も切れていない。 7pは上家が1枚切っている。 どうするか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-412.html
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<解答・解説>
同じ“鳴いて2000点”の手なら、苦しい形が残る「一通」より、柔軟性のある「食いタン」へ移行すべき。 ひとまず打9pで。 1p残しは、カン2p引きで1メンツ見込めるため。 あと、マンズ「33577m」の形は、「4m・6m・8m」あたりをツモってくれば2メンツ見込める。 つまり、普通に「ピンフ・ドラ1」でテンパイする可能性もあるということ。
※実戦では、この局面で少々迷った挙げ句、2ソのトイツを落として行っている。 “ポン”と“リャンカン”、両方対応できるようにしたつもりだったが、ここは9p切りで良かった。 その後、「食いタン」へ移行するも、結局1シャンテンどまりで他家のツモ和了。
(【384】までは2008年4月以前の記事の中で漏れていたものからの出題。)
<項目別予定>
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・メンツ見込み・振り替え(約40問) ・切り方・残し方・鳴き方(約130問)
・待ち・入り目・その他(50問以上)
※現在は“構想変更”に関するものを毎回約5問ずつ、全11回に渡って掲載中。
構想変更の4回目。 全5問。 【381】~【385】
問. 構想変更すべきかどうか。 また、それに伴う打牌は?
※あくまで自分の確認(印刷)用。解答は暫定的。
※基本的に全て東風戦。点数状況の説明は出来る限り省略。
※本来は、“ツモってきてから考える”のではなく、“事前に準備・想定”しておくべき。
※難易度は★5段階。
関連記事・画像へのリンクは、コピペする以外に、ブラウザによっては「ドラッグ→キーワードをURIとして開く」が便利。
【381】(構想変更)(役役なら混一色へ) ・難易度★★
<東4局0本場・東家・3巡目での上家の打牌> 第1東風荘にて
・状況:親番で迎えたオーラス。27100点持ち3着目。トップとは12600点差。 早々にダブ東を鳴けた上に、上家からネックのカン2pも出た。 これをチーするとして、どんな構想で何を切るか。 ※流局連荘なので、ノーテン流局でも続行。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-41.html
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<解答・解説>
「5ソ・6ソ」を払って「混一色」へ。 親満狙い。 白はすぐにポンせず、ピンズ「566」に「7」を引いて2メンツ見込みたい。 当面、白が頭。 もちろん、ドラ九萬が重なるようなら「ダブ東・ドラドラ」の満貫でいい。
※実戦でも、ここでソーズの両面外し。 その後、8pツモってカン7pをチーしてテンパイ。 その前に白が暗刻になっていたものの、1枚外して雀頭で使うことに。 結果、4pをツモ和了って「ダブ東・混一色」の4000オール。 まくりトップで終了。
【382】(構想変更)(第1ツモで構想変更)(ピンフとチートイの天秤) ・難易度★
※【365】…配牌構想にて出題済み。
<東4局1本場・西家・1巡目> 第1東風荘にて
・状況:トップ目で迎えたオーラス。 配牌を見た印象では、トイツ系の手になりそうな感じだったものの、最初のツモが6ソ。 ようやく両面が1つ。 どんな構想で何を切るか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-65.html
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<解答・解説>
この段階ではまだ断定できないものの、どちらかと言えば“トイツ系”より“ピンフ系”になりそうな感じか。 ドラが東ということを考えても、「チートイ」と「ピンフ」、両方見ながら手を進めるべき。 となると、とりあえずは「一萬・9p」あたりを切って様子見。 この後、牌が重なっていくのか、両面が出来ていくのか。
※実戦では、この後「3m・3p・3s」とツモ。 更に、高目二萬もツモって「ピンフ・234三色(確定)」でテンパイ。 そのままダマで出和了り、トップで終了。
【383】(構想変更) ・難易度★
※【133】にて出題済み。
<東4局0本場・南家・4巡目> 天鳳にて
・状況:オーラス、トップと18,000点差の2着目。 下2人とは僅差。 1・2巡目と連続して8ソをツモり、「純チャン・789三色・一盃口」まで見えたところに待望の7ソをツモ。 自風の南はション牌。 今後、どんな構想で臨むべきか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-150.html
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<解答・解説>
この手は六萬を引いてしまった時点で全てが台無しに。 下との差がない状況なので、2着取りの手へ移行。 「一盃口」のみとか「リーチのみ」とか。 とりあえず8pを切って様子を見たい。 南が重なるのか、カン二萬が引けるのか。
※実戦でも、ここは無理せず8p切りとしている。 その後、三萬を重ね、八萬を暗刻にし、「一盃口」のみでテンパイするも、いったんダマ。 【 33888m999p78899s 】
次巡、8sをツモって「対々和・三暗刻」の手に変化。 これで「リーチ」すると、一発・ツモで「四暗刻」を和了。 逆転トップで終了。
【384】(構想変更)(トイツ系への移行)(メンツ落とし) ・難易度★★
<東1局0本場・南家・2巡目> 天鳳・サンマにて
・状況:サンマなので二萬~八萬はない。 配牌時点では大した手にならなそうな印象だったものの、2巡目のこの九萬ツモで構想を変更することに。 どんな手が狙えるか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-350.html
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<解答・解説>
これでトイツが4組。 「チートイ」2シャンテンではあるものの、鳴きやすい端っこの牌ばかりなので、「対々和」狙い1本へ構想変更。 ポン・ポン鳴いている間に、白を重ねるか・ドラ西を引いてくるか。 9pが重なってくれたら儲けもの。 「混老頭・対々和・三色同刻」…ではなく、「清老頭」確定。 だから、「4p」と「345ソ」1メンツが不要ということに。
※実戦でも、ここで4p切り。 その後、9ソをポンした後、「345ソ」の1メンツを落としていく。 そして一萬を暗刻にし、9pを重ね、1ソをポンしてテンパイ。 結果、九萬をツモって「清老頭」(役満)を和了。
【385】(構想変更)(一通)(食いタンへの移行) ・難易度★
<東3局2本場・東家・6巡目> 天鳳にて
・状況:約5万点持ちのトップ目で、3コロ状態。 前巡、4pをツモって「一通」が見えてきた。 マンズでリャンカンの受けを残すか、ポン優先で三萬のトイツを大事にするかで考えていたところに、この七萬ツモ。 「三萬・七萬・2ソ」は1枚も切れていない。 7pは上家が1枚切っている。 どうするか。
※関連記事リンク http://tonpuupperclass.blog106.fc2.com/blog-entry-412.html
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<解答・解説>
同じ“鳴いて2000点”の手なら、苦しい形が残る「一通」より、柔軟性のある「食いタン」へ移行すべき。 ひとまず打9pで。 1p残しは、カン2p引きで1メンツ見込めるため。 あと、マンズ「33577m」の形は、「4m・6m・8m」あたりをツモってくれば2メンツ見込める。 つまり、普通に「ピンフ・ドラ1」でテンパイする可能性もあるということ。
※実戦では、この局面で少々迷った挙げ句、2ソのトイツを落として行っている。 “ポン”と“リャンカン”、両方対応できるようにしたつもりだったが、ここは9p切りで良かった。 その後、「食いタン」へ移行するも、結局1シャンテンどまりで他家のツモ和了。
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