(会心) オタ風トイツ2組の対処・その2 【配牌構想】
2010-07-16
最近の牌譜より、【オタ風トイツ2組】をシリーズにて。
***
2回目の今回は配牌時点でオタ風のトイツが2組。 3色構成で何の役も見当たらず、そこそこ悩ましいケース。 それでも前回記事と違い、“積極的に動いてみた”というのが今回の会心のポイント。
・会心度★★
※関連記事 → 2010.07.12 (まとめ)今までの【配牌構想】の分類 Part.7 オタ風トイツ2組 ■
先月の牌譜より。
2010.06.17 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり・2,5万持ち3万返し ・牌譜
トップ目で迎えた東2局の親番。 (前局、「メンタンピン・ドラ1」の親満をツモ和了。)
【東2局1本場】 東家 ドラ 発
<配牌>

親の配牌(14枚)。
オタ風のトイツ2組・全体で3色構成のパターン。 ピンズでシュンツ1メンツ完成。 ダブ東とドラ発が1枚ずつ、「九萬・9p・9ソ」も1枚ずつ浮いている。 面前でのテンパイは無理そうな感じ。
<オタ風トイツ2組:考え方の概要>

今回の場合、“色”・“トイツ”・「ピンフ」の3つの中から選ぶとしたら、動ける“色”(ピンズでの「混一色」)が本線になるか。 シュンツで1メンツ完成しているので、現時点では“トイツ系”はなさそう。 とりあえず、ダブ東かドラ発が重なってくれさえすれば他の手役は不要に。
ということで第1打は…

無難に打9ソ。 今のところ“色”本線で、ピンズを集める方向で。
次巡、
<2巡目>

…パ、八萬? 先行き不安…。 “色”本線維持で2ソ切り。 9pを残す。
この後、上家から出た西を1鳴き。(下図)
<4巡目>

西をポンしたところ。 打五萬とすることに。
やや強引な仕掛け。 でも“色”1本に決めて、とりあえず前に進んでみる。 マンズでメンツは作らず、全て払っていく予定。
同巡、またも上家から、今度は北をポン。(下図)
<5巡目>

北をポンしたところ。 打八萬。(下図)

打八萬としたところ。
2つ鳴いても、まだ手は整っていない状態。 親番でなければ、ここまで無理しなかったかも。 下家にドラの発を1枚切られているとは言え、ダブ東やドラ発の重なりの可能性はまだ残っている。
ところが、この数巡後…
<8巡目・対面の打牌>

対面に(2枚目の)ドラ発を切られたところ。
ちょっと苦しくなってきた。 テンパイすら無理かも…。 むしろ、ドラ発を安牌にして“受け”を考えておくべきか。 対面・下家からは、そろそろ「リーチ!」ときてもおかしくない雰囲気。(※この直前、下家はテンパイ取らず? → このあたり、落ちていたかも。)
その後、5pをツモって2メンツ見込めるようになった後、北を加槓。(※カンドラ:七萬)
そして、
<12巡目>

ラス牌のドラ発をツモ! ション牌の中切り。 これが鳴かれず。
同巡、上家から3pが出て、これをチー。(下図)
<13巡目終了時>

3pをチーして(ション牌の)打東としたところ。 これも鳴かれず。
やや“結果オーライ”気味ながらも、“オタ風トイツ2組”からの「混一色」をテンパイ。 「混一色・ドラドラ」で満貫。 この先、もしも「4-7p」が出てくるとしたら、“(3枚とも鳴かせてくれた)上家から”と予想。
***
<参考> 最終結果

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2回目の今回は配牌時点でオタ風のトイツが2組。 3色構成で何の役も見当たらず、そこそこ悩ましいケース。 それでも前回記事と違い、“積極的に動いてみた”というのが今回の会心のポイント。
・会心度★★
※関連記事 → 2010.07.12 (まとめ)今までの【配牌構想】の分類 Part.7 オタ風トイツ2組 ■
先月の牌譜より。
2010.06.17 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり・2,5万持ち3万返し ・牌譜
トップ目で迎えた東2局の親番。 (前局、「メンタンピン・ドラ1」の親満をツモ和了。)
【東2局1本場】 東家 ドラ 発
<配牌>

親の配牌(14枚)。
オタ風のトイツ2組・全体で3色構成のパターン。 ピンズでシュンツ1メンツ完成。 ダブ東とドラ発が1枚ずつ、「九萬・9p・9ソ」も1枚ずつ浮いている。 面前でのテンパイは無理そうな感じ。
<オタ風トイツ2組:考え方の概要>

今回の場合、“色”・“トイツ”・「ピンフ」の3つの中から選ぶとしたら、動ける“色”(ピンズでの「混一色」)が本線になるか。 シュンツで1メンツ完成しているので、現時点では“トイツ系”はなさそう。 とりあえず、ダブ東かドラ発が重なってくれさえすれば他の手役は不要に。
ということで第1打は…

無難に打9ソ。 今のところ“色”本線で、ピンズを集める方向で。
次巡、
<2巡目>

…パ、八萬? 先行き不安…。 “色”本線維持で2ソ切り。 9pを残す。
この後、上家から出た西を1鳴き。(下図)
<4巡目>

西をポンしたところ。 打五萬とすることに。
やや強引な仕掛け。 でも“色”1本に決めて、とりあえず前に進んでみる。 マンズでメンツは作らず、全て払っていく予定。
同巡、またも上家から、今度は北をポン。(下図)
<5巡目>

北をポンしたところ。 打八萬。(下図)

打八萬としたところ。
2つ鳴いても、まだ手は整っていない状態。 親番でなければ、ここまで無理しなかったかも。 下家にドラの発を1枚切られているとは言え、ダブ東やドラ発の重なりの可能性はまだ残っている。
ところが、この数巡後…
<8巡目・対面の打牌>

対面に(2枚目の)ドラ発を切られたところ。
ちょっと苦しくなってきた。 テンパイすら無理かも…。 むしろ、ドラ発を安牌にして“受け”を考えておくべきか。 対面・下家からは、そろそろ「リーチ!」ときてもおかしくない雰囲気。(※この直前、下家はテンパイ取らず? → このあたり、落ちていたかも。)
その後、5pをツモって2メンツ見込めるようになった後、北を加槓。(※カンドラ:七萬)
そして、
<12巡目>

ラス牌のドラ発をツモ! ション牌の中切り。 これが鳴かれず。
同巡、上家から3pが出て、これをチー。(下図)
<13巡目終了時>

3pをチーして(ション牌の)打東としたところ。 これも鳴かれず。
やや“結果オーライ”気味ながらも、“オタ風トイツ2組”からの「混一色」をテンパイ。 「混一色・ドラドラ」で満貫。 この先、もしも「4-7p」が出てくるとしたら、“(3枚とも鳴かせてくれた)上家から”と予想。
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<参考> 最終結果


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