(痛恨) 2009年以前の牌譜より 鳴き方・その2 (待ち替え絡み)
2012-01-13
2009年以前の牌譜より、“鳴き方”に関するものを取り上げることに。
今回は、“待ちを替える”鳴き方について2例ほど。
※関連記事1 → 練習問題【550】 「4456778」(6-9待ち)の形から待ちを変化。 ■
※関連記事2 → 練習問題【769】 「2334566」(1-4待ち)の形から待ちを変化。 ■
まず1つ目は「33 45 66」に「7」がくっついた形から、待ちを替える鳴き方。
2008.03.06 天鳳にて ・牌譜
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり・2,5万持ち/3万返し
2着目でのラス前・東3局。
【東3局1本場】 西家 ドラ 8ソ
「混一色」狙いで中盤に発をポン。(下図)
<8巡目>

発をポンして…

打9p。 カン8p待ちの満貫テンパイに受けず、5-8p両面待ちに。
テンパイはしたものの、これで終わりではないという点に注意したい。 この形からは“3p・チー”の準備をしておく。(※実際は、対面が3pを切っているのでカラ。) 3pをチーしたら6pを切って「3334567」の形を残す。(下図)
<ケース1:もしも上家から3pが出るようなことがあれば>

3pをチーして打6pとしたところ。 2-5-8p・4-7p待ち・5メンチャンに変化。
あと、5-8pが薄かったり、ドラが2pだったりした場合、カン6p・チーという手も残っている。
<ケース2:もしも5-8p薄い / ドラ2pだったら>

カン6pでチーして打3pとしたところ。 2-5p待ちに変化。
※2012.01.14追記:カン4pをチーしての2-5p待ちもある。
あるいは、ドラが1-4-7pのどれかだった場合、3p・ポンもある。
<ケース3:もしもドラが1-4-7pのどれかだったら>

3pをポンして打6pとしたところ。 1-4-7p待ち・ノベ単3メンチャンに変化。
こう見ると、仮に両面待ちでテンパイしたとしても、更に準備しておくことは結構ある、ということに。
***
<参考> 最終結果

次は「44 56 77」に「8」がくっついた形からの鳴き方。
2008.04.18 旧・第1東風荘にて(2009年8月以降)
※東風戦・食いタン無し・食い替えあり・流局連荘・ダブロンなし・2,7万持ち/3万返し
トップ目でのラス前・東3局。
【東3局1本場】 北家 ドラ 7p 槓ドラ 5p
中盤、「混一色」でテンパイ。(下図)
<9巡目終了時>

南をポンして打中としたところ。
6-9p待ち、「混一色・ドラ3」で満貫のテンパイ。 ドラそばの待ちなので、そう簡単には出てこないか。
ちなみに、待ちとその周辺部分の形は練習問題【550】と同じ。
【550】
このケースと同様、4が暗刻になっての「4445678」での5メンチャンがベスト。 鳴きの選択肢としては、カン5やカン7をチーしての“3-6両面待ち”への変化くらいか。 しかし、今回のケースは他にも準備しておくことがあった。
この後、対面の発・加槓が入ると、上家から…
<10巡目・上家の打牌>

上家が3pを切ったところ。
これ、チーして待ちを替える手もあった。 今まで何度も出てきている通り、「44 56 77」に「8」がくっついた形からは、「3」引きで打「8」とすることで「2-5待ち」に変化する。 今回の場合の牌姿は、
「12 3 44 56 77 8」
という見方が出来るので、ペン3でチーしての打8とすることで、2-5待ちに。(下図)

※ここより下、2012.01.14追記
こうしておくと、カンドラの5pが待ちになるし、更にドラ7p引きにも対応しやすい。

ドラ7pを引いて打4pとしたところ。 これなら、“5メンチャン&カンドラ5p受け”もある形のハネ満の手に変化。 そう考えると、やはり3p・チーをしておいた方がメリットが多いか。 比較してみる。
<参考:3pをチーしなかった当時の最終形>

この“6-9p待ち”を維持したままだと、カンドラの5pを引いた時に、やはり8pを切って3-6p待ちに受け替えることになるか。 自分の目から5枚も見えていて、かなり和了りづらそう。 あと、この形からのドラ7p引きは打4pでの次の形。

これはこれで悪くないかも。 3-6-9p・8p待ち、「混一色・ドラ4・(高目)一通」。 そう考えると、どっちもどっちのような。 いずれにしろ、“ドラ”や“枯れ具合”で選択できるようにしておきたい。
***
<参考> 最終結果

今回は、“待ちを替える”鳴き方について2例ほど。
※関連記事1 → 練習問題【550】 「4456778」(6-9待ち)の形から待ちを変化。 ■
※関連記事2 → 練習問題【769】 「2334566」(1-4待ち)の形から待ちを変化。 ■
まず1つ目は「33 45 66」に「7」がくっついた形から、待ちを替える鳴き方。
2008.03.06 天鳳にて ・牌譜
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり・2,5万持ち/3万返し
2着目でのラス前・東3局。
【東3局1本場】 西家 ドラ 8ソ
「混一色」狙いで中盤に発をポン。(下図)
<8巡目>

発をポンして…

打9p。 カン8p待ちの満貫テンパイに受けず、5-8p両面待ちに。
テンパイはしたものの、これで終わりではないという点に注意したい。 この形からは“3p・チー”の準備をしておく。(※実際は、対面が3pを切っているのでカラ。) 3pをチーしたら6pを切って「3334567」の形を残す。(下図)
<ケース1:もしも上家から3pが出るようなことがあれば>

3pをチーして打6pとしたところ。 2-5-8p・4-7p待ち・5メンチャンに変化。
あと、5-8pが薄かったり、ドラが2pだったりした場合、カン6p・チーという手も残っている。
<ケース2:もしも5-8p薄い / ドラ2pだったら>

カン6pでチーして打3pとしたところ。 2-5p待ちに変化。
※2012.01.14追記:カン4pをチーしての2-5p待ちもある。
あるいは、ドラが1-4-7pのどれかだった場合、3p・ポンもある。
<ケース3:もしもドラが1-4-7pのどれかだったら>

3pをポンして打6pとしたところ。 1-4-7p待ち・ノベ単3メンチャンに変化。
こう見ると、仮に両面待ちでテンパイしたとしても、更に準備しておくことは結構ある、ということに。
***
<参考> 最終結果


次は「44 56 77」に「8」がくっついた形からの鳴き方。
2008.04.18 旧・第1東風荘にて(2009年8月以降)
※東風戦・食いタン無し・食い替えあり・流局連荘・ダブロンなし・2,7万持ち/3万返し
トップ目でのラス前・東3局。
【東3局1本場】 北家 ドラ 7p 槓ドラ 5p
中盤、「混一色」でテンパイ。(下図)
<9巡目終了時>

南をポンして打中としたところ。
6-9p待ち、「混一色・ドラ3」で満貫のテンパイ。 ドラそばの待ちなので、そう簡単には出てこないか。
ちなみに、待ちとその周辺部分の形は練習問題【550】と同じ。
【550】

このケースと同様、4が暗刻になっての「4445678」での5メンチャンがベスト。 鳴きの選択肢としては、カン5やカン7をチーしての“3-6両面待ち”への変化くらいか。 しかし、今回のケースは他にも準備しておくことがあった。
この後、対面の発・加槓が入ると、上家から…
<10巡目・上家の打牌>

上家が3pを切ったところ。
これ、チーして待ちを替える手もあった。 今まで何度も出てきている通り、「44 56 77」に「8」がくっついた形からは、「3」引きで打「8」とすることで「2-5待ち」に変化する。 今回の場合の牌姿は、
「12 3 44 56 77 8」
という見方が出来るので、ペン3でチーしての打8とすることで、2-5待ちに。(下図)

※ここより下、2012.01.14追記
こうしておくと、カンドラの5pが待ちになるし、更にドラ7p引きにも対応しやすい。

ドラ7pを引いて打4pとしたところ。 これなら、“5メンチャン&カンドラ5p受け”もある形のハネ満の手に変化。 そう考えると、やはり3p・チーをしておいた方がメリットが多いか。 比較してみる。
<参考:3pをチーしなかった当時の最終形>

この“6-9p待ち”を維持したままだと、カンドラの5pを引いた時に、やはり8pを切って3-6p待ちに受け替えることになるか。 自分の目から5枚も見えていて、かなり和了りづらそう。 あと、この形からのドラ7p引きは打4pでの次の形。

これはこれで悪くないかも。 3-6-9p・8p待ち、「混一色・ドラ4・(高目)一通」。 そう考えると、どっちもどっちのような。 いずれにしろ、“ドラ”や“枯れ具合”で選択できるようにしておきたい。
***
<参考> 最終結果


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