(会心)【切り方】 「三色」目を残す(1/4) 24456677の形から
2008-09-20
“「三色」目を残す打ち方”シリーズ。
すぐに「三色」を見切ってしまいがちな自分にとっては大事な打ち方。 どちらかと言うと、【切り方】というよりは牌の【残し方】の問題。 全4回。
まず最初は、「今でもなかなか打てないのでは?」と思えるような一手が打てたケースから。
・会心度★★★
***
去年6月の牌譜より。
2007.06.07 第1東風荘にて
※東風戦・食いタンなし・流局連荘
起家スタート。 東パツの親番で連荘中。
【東1局4本場】 東家 ドラ9p
<2巡目>

六萬をツモ。 打北とすることに。
以前なら反射的に打二萬としてしまうところ。 この時はちゃんと残せている。 「456三色」が見える手牌。
<6巡目>

二萬ツモで打2ソ。(下図)

打2ソとしたところ。 イーシャンテン。
四萬をここで残せているというのも「会心」の1つ。
以前の自分であれば、「どっちみち入り目は五萬-八萬」ということで、さっさと四萬を切ってしまうところ。 ただ、“「456三色」目を残す”という点で、四萬を切るのはちょっと待ちたい。
というのも、カン5pがすっぽり入った場合は、四萬でなく七萬の方を切るという手があるため。 それだと「タンピン・456三色」の満貫が確定する。
とにかく、あとは「五-八萬・カン5p」が入るのを待つだけ。
ところが…
<8巡目>

全く関係ない四萬をツモ。 これは予想・準備できていない…。
このケース、どうしますか?
*
*
*
この時の自分は、

1枚切れの打二萬。(←会心?)
ツモ切りでもよさそうなところ、二萬の方を切っている。 四萬の方を頭にしてしまうと「456三色」が消えてしまうが…。(←勘違い。 詳細後述。)
更に3巡後。
<11巡目>

7pをツモ。 ピンズが両面に。
こうなると何を切りますか?
*
*
*
この時の自分は、

打六萬!(←会心!)
これ、今でもなかなか打てない一打。 絶対「4p」を切っちゃうところ。
場をよく見ると、実は「五-八萬」はほぼ枯れている状態。 ということで、「カン三萬」で“マンズ2メンツ”を見込みながら、「456三色」目も残すという、なかなかの一打ではなかったかと。
(※8巡目の二萬切りは四萬を頭にしたというわけではなく、七萬を頭に決めた打牌だったということ。 しかも、「三色・一盃口」まで狙える形を取れている。)
ここまで来たら、カン三萬・カン5pはチーしてテンパイ取り。
以上が今回の「三色」目を残すことが出来た“会心の手順”。
***
<参考> その後の展開
六萬切りのあと、すぐにテンパイする。(下図)
<12巡目>

カン三萬をツモってテンパイ。 即リー。(下図)

打4pでの「リーチ」。 「456三色」にはこだわらず。
もしも、“8pが3枚見えている”ような状況だったりしたら、さすがにカン5p待ちリーチだけど、ここは「メンタンピン」でいいかと。 「ツモ」って「裏」を乗せて満貫。
<最終結果>


対面が上家から和了。 上家がトビ終了。
対面は「234三色」の手。 安目での「ロン」。
下家には「678三色」が入っていた。
<ポイント>
22456677 (2が頭。入り目5-8でも4を残しておく。)
↓
24456677 (7が頭。入り目3・5。456の「三色・一盃口」も。)
↓
2445677 (カン5を見切り)
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