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ネット麻雀 ~上級者への道~

ネット麻雀「東風荘」・「天鳳」・「雀龍門」などで上級者レベルを目指します。過去の手順を振り返り、その良否を検討。ご意見・ご感想など、コメントはお気軽にどうぞ。なお、お子様の対応はお断りさせて頂いております。ご了承下さい。

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(会心) 「混老頭」系・その1 【配牌構想】【待ち牌選択】【ヘボ配牌7-9】

混老頭」系の手順をシリーズで。 全6回ほどを予定。




1回目の今回は、配牌時点で選択肢がほぼ1つ、結果的には他家の手順ミスにより生じた和了、といった感じのケース。 ということで、会心度は0に近い1つ。 配牌時の構想としては、練習問題【239】や【347】が参考になる。(本文中でも引用)

・会心度


※関連記事1 → 2008.03.24 見切りのトイツ系 - その2 -  
 (練習問題【239】の元記事)

※関連記事2 → 2008.10.07c 「チートイ」狙い1本の配牌(3/3) 
 (練習問題【347】の元記事)




約1年前の牌譜より。

2008.10.24 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり  ・牌譜

39700点持ちのトップ目で迎えたオーラス。 2着目とは5400点差。 

【東4局0本場】 南家 ドラ 9ソ

<配牌> ※75%縮小画像
081024honto_01.jpg
「一萬・1p」のトイツ2組。 ドラは9ソ。 そのドラ9ソを含む単独ヤオ九牌が5枚。 

両面ターツが1つもなく、マン・ピン・ソー3色での浮き牌っぷりからしても、“トイツ系”狙い1本という感じ。 「チートイ」・「対々和」が本線。 7種9牌なので、“国士・チャンタ系”も視野に。

ちなみに、既出の【配牌構想】用の練習問題からの類例として、次の2つ。

【239】 239_0080324b.png

「1p・1ソ」のトイツ2組。 ドラは東。 そのドラ東を含む単独ヤオ九牌が5枚。 自風は南という点も共通。 かなり似ている。 当時(2008年2月)、今回と同じような構想・手順で打てていれば、「混老頭・対々和・東・発・ドラ3」の倍満和了となっていた。

【347】 20081007c_347.png

【239】とも似ているけど、こちらは1pのトイツ1組のみ。 単独ヤオ九牌は6枚で、ドラ発は持っていない状況。 こちらは最終的に、「混老頭・対々和・中・(高目)白」のテンパイどまり。


<1巡目>
081024honto_02.jpg
幸先良く9pが重なる。 とりあえず「6p・4ソ」が不要。 まずは打4ソで。

次巡、

<2巡目>
081024honto_03.jpg
自風の南が重なる。 打6p。
チートイ」の2シャンテンでもあるけど、役牌のトイツが出来たことで「対々和」本線に変更。 場合によっては、「南のみ」1000点でもいい。

次巡、

<3巡目>
081024honto_04.jpg
南が暗刻に。 打八萬。 3回ポンして、9ソ単騎か中単騎もアリ。

その後、1pをツモって暗刻に。 そして、上家から出た9pをポン。(下図)

<7巡目>
081024honto_05.jpg
9pをポンしたところ。 3枚切れの打西で1シャンテンに。

この後、自分のこの仕掛けに対し、上家は続けざまにドラ9ソをツモ切り。(下図)

<8巡目・上家の打牌>
081024honto_06.jpg
上家が2巡続けてドラ9ソをツモ切ったところ。

上家は既に8ソを切ってしまった後とは言え、1枚目のドラ9ソをツモ切らずに残しておけば、雀頭として使えていたことに。 それに、下家の自分がこんな仕掛け(「チャンタ」系・「対々和」系)をしているという点でも、9ソはツモ切るべきではなかったような。
 
※この時の自分の心境は、「重ねたかったドラを2枚も切られてしまった…」といった程度のもの。 ところが最終的に、これ(9ソの2枚切れ)のおかげで和了りが生まれることとなる。

この直後、

<9巡目>
081024honto_07.jpg
ション牌の発をツモ。

ダンラスの対面が既に白をポンしている。 中は1枚切れているものの、この発を鳴かれたりすると非常にやっかいなことに。 ということで、ここで自分もドラ9ソを手放すことに。
※ドラ9ソが1枚も切れていなければ、ここで中の方を切っていたはず。

この直後、下家から出た一萬をポン。(下図)

<10巡目>
081024honto_09.jpg
一萬をポンしたところ。 

待ち牌選択の場面。 ション牌の発を切るか、1枚切れの中を切るか。 対面にはまだ、「大三元」の可能性も残っている。 こういうケース、どっちを切りますか?
(※参照:「先制なら“出やすい方”、追っかけなら“切れない方”)

*
*
*

ここで自分は、

081024honto_10.jpg
ション牌の発切り。 中単騎を選択。 発は鳴かれず。

対面がもう1つ鳴いた後だったら、この発は切れなかったかも。 「発を鳴かせれば中が出てくるかも?」という期待もちょっとあったけど、対面の手はそんな大きな手ではなかったというのが実際のところ。 この直後、決着が着く。

***

<参考> 最終結果

081024honto_11.jpg 081024honto_12.png

一手で「678/789三色」の手替わりとなる手でテンパイ・ダマにしている下家から中が出る。 「混老頭・対々和・南」で満貫。


結局のところ、今回の「会心の手順(?)」の実態というのは、こんな感じ。

上家が9ソを雀頭で使っていれば、それを知らない自分は発ツモのところでドラ9ソを切らず、1枚切れの中の方を切る。 そうすると、最終的に自分は中単騎のテンパイになっておらず、ドラ9ソ単騎のテンパイに。 

つまり、ここでの自分の和了りは生まれておらず、もう少し勝負が長引いていた、ということに。 いわば、“誰かのミスによって誰かの和了が生まれる”というだけのことで、今から見れば「会心の手順」とは言えないといった印象。



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  (四麻・三麻) 五段
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■モットー:「上を見ず・下も見ず」 「勝てたら運・負けたら実力」
■目標:天鳳六段・雀龍門九段(達成!)

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