(会心) 単独字牌X枚+マンズY枚からの「混一色」・その3 【第1ツモ】
2009-12-12
“単独字牌X枚+マンズ(/ピンズ/ソーズ)Y枚”からの「混一色」シリーズ。 全15回程度を予定。
***
ほぼ全てのケースに共通しているのは、配牌の時点で字牌のトイツが1つもなく、マンズ(/ピンズ/ソーズ)が沢山あるわけでもなく、とても「混一色」までは見ることが出来ないという点。 いわば、どれも“普通の配牌”。 だからと言って、安易に“1・9・字牌”から切り出していくのではなく、何かしらの意味を残しながら打てるかどうかがポイントに。 その結果として和了れたかどうかは、あくまで参考程度。
3回目の今回は、“会心のコンビ打ち”といった感じのケース。
手順としての会心度は0(ゼロ)。 やや苦しい形から、あっさりテンパって、あっさり和了したというだけ。
・会心度★
***
今年4月の牌譜より。
2009.04.15 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり ・牌譜
東パツ、北家スタート。
【東1局0本場】 北家 ドラ 発
<配牌> ※75%縮小画像

単独字牌5枚に、マンズが5枚。 一応、ピンズ・ソーズもあるものの、合わせても3枚のみ。
ドラ発が既に手の内に1枚。 マンズ「3445」は2メンツ見込める形。 でも、7種7牌。
手牌全体としては、既出の配牌例で言えば、【267】に近いか。
・【267】
(ともに、単独字牌5枚&マンズ以外が計3~4枚。 こちらは最終的に「混一色」でテンパイ。)
ただ、こういう例もある。 どちらかと言うと、こっちの方が近い。
・【143】
(“単独字牌5枚+ピンズ4枚”から普通に1・9・字牌を払い、最終的に「タンピン」でテンパイ。)
ひとまず、この時点での【配牌構想】としては次の2つで。
●普通に「タンヤオ」・「ピンフ」狙い。 1・9・字牌を払っていくだけ。
●ドラ発が重なるようなら、「発・ドラ3」が本線に。 鳴けない場合に備え、雀頭でも使えるように。
これで特に問題ないような感じ。 いずれにしろ、いくら7種7牌とは言え、今回のケースは「南・北・1ソ・九萬」あたりからの処理になりそう。 さすがに「混一色」は遠すぎる。
で、最初のツモ。
<1巡目>

一萬。 これで8種8牌に。
「…え?」という感じ。 普通、この手ならピンズ・ソーズの真ん中あたりをツモってきてもよさそうなもの。 6pとか5ソとか。 両面ターツが出来ないにしても、せめて5pとか6ソを引いてのカンチャン受けが出来てくれてもいい。 それが、一萬ツモ? この辺りが、上記【143】と決定的に違う感じ。
このケース、何から切りますか?
*
*
*
自分は、

打7p。
思い切って【構想変更】することに。
●「タンヤオ」・「ピンフ」は見切り。 ドラ発が出て行かない手作りへ変更。
● 手牌をいったん2色にし、“色”と“トイツ”の天秤で。 「チートイ」か「混一色」。
●(追記)あと一応、当時は「国士」の可能性も残したつもりだったか。
ドラ発を含め、字牌(役牌)が早目に重なるようなら「混一色」本線。 1ソが重なるようなら、最終的にドラ単騎の「チートイ」。 どっちにしろ、ドラ発が出て行かない方向で。
次巡、
<2巡目>

八萬をツモ。 打1ソ。 「国士」は見切り。(※でも、切るなら4ソが先。)
この先、役牌が重なればペン七萬はチーして動いて行く。 字牌の重なりが遅ければ「メンホン・チートイ」。 あと、六萬を引いてくると「一気通貫」も見えてくる。
次巡、2pをツモって打4ソ。 その次巡、
<3巡目>

ドラの発が重なる。 打2p。
次巡、
<4巡目>

南も重なる。 既に3枚見えている白切り。
2巡後、
<6巡目>

八萬が重なる。 2枚切れの打北。
これで“ペン七萬チー”だけでなく、“八萬ポン”でも動けるように。
そして、ここから下家とのコンビ打ちみたいな状況に。
まずは、この直後。 下家からドラ発が出てくる。(下図)
<7巡目>

ドラの発をポンしたところ。 1枚切れの打中。
2巡後、またも下家から、今度は八萬が出る。(下図)
<9巡目>

八萬をポンしたところ。 打九萬。(下図)

打九萬としたところ。 あっという間に1シャンテン。
あとは、「二-五萬・三-六萬」をチーして打一萬とするだけ。 南ポンでの一萬単騎でもいい。
すると、この直後。 またも下家から、今度は南が出る。(下図)
<10巡目>

南をポンしたところ。 テンパイ。(下図)

打四萬とし、一萬単騎でテンパイしたところ。
何の努力もなしにテンパったという印象。
ちなみに、下家からのアシストはまだ終わっていなかった。
***
<参考> 最終結果

<配牌と最終形の比較>

“単独字牌5枚+マンズ5枚”からの「混一色」和了。
***
ほぼ全てのケースに共通しているのは、配牌の時点で字牌のトイツが1つもなく、マンズ(/ピンズ/ソーズ)が沢山あるわけでもなく、とても「混一色」までは見ることが出来ないという点。 いわば、どれも“普通の配牌”。 だからと言って、安易に“1・9・字牌”から切り出していくのではなく、何かしらの意味を残しながら打てるかどうかがポイントに。 その結果として和了れたかどうかは、あくまで参考程度。
3回目の今回は、“会心のコンビ打ち”といった感じのケース。
手順としての会心度は0(ゼロ)。 やや苦しい形から、あっさりテンパって、あっさり和了したというだけ。
・会心度★
***
今年4月の牌譜より。
2009.04.15 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり ・牌譜
東パツ、北家スタート。
【東1局0本場】 北家 ドラ 発
<配牌> ※75%縮小画像

単独字牌5枚に、マンズが5枚。 一応、ピンズ・ソーズもあるものの、合わせても3枚のみ。
ドラ発が既に手の内に1枚。 マンズ「3445」は2メンツ見込める形。 でも、7種7牌。
手牌全体としては、既出の配牌例で言えば、【267】に近いか。
・【267】

(ともに、単独字牌5枚&マンズ以外が計3~4枚。 こちらは最終的に「混一色」でテンパイ。)
ただ、こういう例もある。 どちらかと言うと、こっちの方が近い。
・【143】

(“単独字牌5枚+ピンズ4枚”から普通に1・9・字牌を払い、最終的に「タンピン」でテンパイ。)
ひとまず、この時点での【配牌構想】としては次の2つで。
●普通に「タンヤオ」・「ピンフ」狙い。 1・9・字牌を払っていくだけ。
●ドラ発が重なるようなら、「発・ドラ3」が本線に。 鳴けない場合に備え、雀頭でも使えるように。
これで特に問題ないような感じ。 いずれにしろ、いくら7種7牌とは言え、今回のケースは「南・北・1ソ・九萬」あたりからの処理になりそう。 さすがに「混一色」は遠すぎる。
で、最初のツモ。
<1巡目>

一萬。 これで8種8牌に。
「…え?」という感じ。 普通、この手ならピンズ・ソーズの真ん中あたりをツモってきてもよさそうなもの。 6pとか5ソとか。 両面ターツが出来ないにしても、せめて5pとか6ソを引いてのカンチャン受けが出来てくれてもいい。 それが、一萬ツモ? この辺りが、上記【143】と決定的に違う感じ。
このケース、何から切りますか?
*
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*
自分は、

打7p。
思い切って【構想変更】することに。
●「タンヤオ」・「ピンフ」は見切り。 ドラ発が出て行かない手作りへ変更。
● 手牌をいったん2色にし、“色”と“トイツ”の天秤で。 「チートイ」か「混一色」。
●(追記)あと一応、当時は「国士」の可能性も残したつもりだったか。
ドラ発を含め、字牌(役牌)が早目に重なるようなら「混一色」本線。 1ソが重なるようなら、最終的にドラ単騎の「チートイ」。 どっちにしろ、ドラ発が出て行かない方向で。
次巡、
<2巡目>

八萬をツモ。 打1ソ。 「国士」は見切り。(※でも、切るなら4ソが先。)
この先、役牌が重なればペン七萬はチーして動いて行く。 字牌の重なりが遅ければ「メンホン・チートイ」。 あと、六萬を引いてくると「一気通貫」も見えてくる。
次巡、2pをツモって打4ソ。 その次巡、
<3巡目>

ドラの発が重なる。 打2p。
次巡、
<4巡目>

南も重なる。 既に3枚見えている白切り。
2巡後、
<6巡目>

八萬が重なる。 2枚切れの打北。
これで“ペン七萬チー”だけでなく、“八萬ポン”でも動けるように。
そして、ここから下家とのコンビ打ちみたいな状況に。
まずは、この直後。 下家からドラ発が出てくる。(下図)
<7巡目>

ドラの発をポンしたところ。 1枚切れの打中。
2巡後、またも下家から、今度は八萬が出る。(下図)
<9巡目>

八萬をポンしたところ。 打九萬。(下図)

打九萬としたところ。 あっという間に1シャンテン。
あとは、「二-五萬・三-六萬」をチーして打一萬とするだけ。 南ポンでの一萬単騎でもいい。
すると、この直後。 またも下家から、今度は南が出る。(下図)
<10巡目>

南をポンしたところ。 テンパイ。(下図)

打四萬とし、一萬単騎でテンパイしたところ。
何の努力もなしにテンパったという印象。
ちなみに、下家からのアシストはまだ終わっていなかった。
***
<参考> 最終結果


<配牌と最終形の比較>

“単独字牌5枚+マンズ5枚”からの「混一色」和了。
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