(会心) “トイツ系”1本の手・その1 【待ち牌選択】
2010-01-16
序盤の時点で「“トイツ系”1本に絞れる」と判断したケースをシリーズで。
***
まず最初は、「チートイ」1本に絞った例から。
・会心度★ (当時は“会心”扱いだったものの、今見ると課題もあり。)
2009.05.04 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり
平場のまま迎えた、ラス前の東3局。 ラス親は自分。 大事な一局。
【東3局0本場】 南家 ドラ 七萬
<配牌&第1ツモ> ※75%縮小画像

最初のツモが北。
マン・ピン・ソーそれぞれでトイツ1組ずつ(トイツ計3組)に、ドラの七萬が1枚。 両面ターツは1組もなく、ピンズはカンチャン・ソーズはペンチャンという構成。
この局、出来れば和了っておきたい。 でも、放銃してラス親を迎えるのも避けたい。 “攻め”と“受け”のバランスがポイントに。 このケース、何から切りますか?
*
*
*
自分は、

打6p。
「ピンフ」も「タンヤオ」も無理そうだし、“受け”のことも考え、「チートイ」狙い1本で。 トイツ3組以外で自分が残そうとしたのは、ドラ七萬を除くと「1p・1ソ・9ソ・北」の4枚。 それ以外の「6p・8p・2ソ」が不要牌ということに。 この後の切り順としては「8p→2ソ」の予定。 その後は周りの状況を見て打牌を決めていくことに。
<不要牌>

すると、この直後、上家が8p切り。 これに合わせ、自分も8pを切ろうとしたところ…
<2巡目>

8pが重なる。 それならば打2ソで。 2シャンテンに。
次巡、2ソがカブるも気にせず。 その次巡、
<4巡目>

六萬をツモ。 “メンツ手”は見ず、「チートイ」1本なのでツモ切り。
次巡、
<5巡目>

ドラの七萬が重なる。 これで1シャンテン。
ここでドラが重なってくれるのと、最終的にドラ単騎になるのとではえらい違い。 是非とも和了っておきたい手に。 選択ミスはしたくない局面。 このケース、何を切りますか?
*
*
*
自分は、

打1ソ。
…これ、2枚切れの北で良かったのでは? 1ソは、自分で作った2ソのカベで待ち牌としても良いだろうし。 ちょっと“守り”の気持ちが強すぎたかも。 対面から早いリーチが来た時に、“一発目に切れる牌を残しておく”ということで、安全牌として北を残した様子。
次巡、
<6巡目>

九萬をツモ。
自分で2枚使っているドラ七萬の外側の牌。 場を見ると、下家が第2打で八萬切り。 上家もこの段階で六萬を切っている。 マンズの上は拾えそうな感じ。 1枚切れた9ソを切ることに。
3巡後、
<9巡目>

安牌として残しておいた北が重なってのテンパイ。
このケース、「九萬・1p」のどちらを待ち牌にしますか?
*
*
*
自分は、

対面に1枚切られたばかりの打九萬。 1p単騎に。 ダマ。
ただ、これはどうだったか。 最後の【待ち牌選択】では、1枚切れの方を待ち牌にすべきだったかと。 1pは場に1枚も出ていない。 下手すりゃ暗刻で使われている可能性もある。 やはり、1枚も見えていない牌よりも、1枚見えている牌を待ちにすべき。 残り2枚の九萬の方は、3人とも掴めば必ず出てくる牌。
(追記)
当時、この1pを上家にポン(ロン)させたくなかった、というのが九萬切りの理由だったかも。
***
<参考> 最終結果

和了れはしたものの、上家に1p暗刻の可能性を考え、やはり九萬単騎にすべきだったかと。
(追記)
ちなみに、序盤で普通に「1p・北」と切っていったとしたら、もっと早く、5巡目のドラ七萬ツモの段階でテンパイ。 でも、その時点で待ちは1ソ単騎になっているはず。 仮に、その後でツモってきた九萬単騎にしていたとしても、この時点では和了れていないということに。
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まず最初は、「チートイ」1本に絞った例から。
・会心度★ (当時は“会心”扱いだったものの、今見ると課題もあり。)
2009.05.04 天鳳にて
※東風戦・食いタン有り・赤3枚入り・テンパイ連荘・ダブロンあり
平場のまま迎えた、ラス前の東3局。 ラス親は自分。 大事な一局。
【東3局0本場】 南家 ドラ 七萬
<配牌&第1ツモ> ※75%縮小画像

最初のツモが北。
マン・ピン・ソーそれぞれでトイツ1組ずつ(トイツ計3組)に、ドラの七萬が1枚。 両面ターツは1組もなく、ピンズはカンチャン・ソーズはペンチャンという構成。
この局、出来れば和了っておきたい。 でも、放銃してラス親を迎えるのも避けたい。 “攻め”と“受け”のバランスがポイントに。 このケース、何から切りますか?
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自分は、

打6p。
「ピンフ」も「タンヤオ」も無理そうだし、“受け”のことも考え、「チートイ」狙い1本で。 トイツ3組以外で自分が残そうとしたのは、ドラ七萬を除くと「1p・1ソ・9ソ・北」の4枚。 それ以外の「6p・8p・2ソ」が不要牌ということに。 この後の切り順としては「8p→2ソ」の予定。 その後は周りの状況を見て打牌を決めていくことに。
<不要牌>

すると、この直後、上家が8p切り。 これに合わせ、自分も8pを切ろうとしたところ…
<2巡目>

8pが重なる。 それならば打2ソで。 2シャンテンに。
次巡、2ソがカブるも気にせず。 その次巡、
<4巡目>

六萬をツモ。 “メンツ手”は見ず、「チートイ」1本なのでツモ切り。
次巡、
<5巡目>

ドラの七萬が重なる。 これで1シャンテン。
ここでドラが重なってくれるのと、最終的にドラ単騎になるのとではえらい違い。 是非とも和了っておきたい手に。 選択ミスはしたくない局面。 このケース、何を切りますか?
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自分は、

打1ソ。
…これ、2枚切れの北で良かったのでは? 1ソは、自分で作った2ソのカベで待ち牌としても良いだろうし。 ちょっと“守り”の気持ちが強すぎたかも。 対面から早いリーチが来た時に、“一発目に切れる牌を残しておく”ということで、安全牌として北を残した様子。
次巡、
<6巡目>

九萬をツモ。
自分で2枚使っているドラ七萬の外側の牌。 場を見ると、下家が第2打で八萬切り。 上家もこの段階で六萬を切っている。 マンズの上は拾えそうな感じ。 1枚切れた9ソを切ることに。
3巡後、
<9巡目>

安牌として残しておいた北が重なってのテンパイ。
このケース、「九萬・1p」のどちらを待ち牌にしますか?
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自分は、

対面に1枚切られたばかりの打九萬。 1p単騎に。 ダマ。
ただ、これはどうだったか。 最後の【待ち牌選択】では、1枚切れの方を待ち牌にすべきだったかと。 1pは場に1枚も出ていない。 下手すりゃ暗刻で使われている可能性もある。 やはり、1枚も見えていない牌よりも、1枚見えている牌を待ちにすべき。 残り2枚の九萬の方は、3人とも掴めば必ず出てくる牌。
(追記)
当時、この1pを上家にポン(ロン)させたくなかった、というのが九萬切りの理由だったかも。
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<参考> 最終結果


和了れはしたものの、上家に1p暗刻の可能性を考え、やはり九萬単騎にすべきだったかと。
(追記)
ちなみに、序盤で普通に「1p・北」と切っていったとしたら、もっと早く、5巡目のドラ七萬ツモの段階でテンパイ。 でも、その時点で待ちは1ソ単騎になっているはず。 仮に、その後でツモってきた九萬単騎にしていたとしても、この時点では和了れていないということに。
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